庭に砂利を敷いている家を見て「なんの役に立つのだろう」そう思ったことはありませんか。多くの方に愛されている砂利ですが、実はメリットもデメリットもあり、それをきちんと理解していないと、砂利を敷いた後に後悔することになるかもしれません。
そこでこの記事では、砂利を敷くことのメリットやデメリットについて詳しくご説明します。庭のリフォームで砂利を敷くかどうか考えている方は、ぜひ参考にしてください。
砂利を敷くメリット
砂利を敷くメリットはいくつかあげられます。砂利を敷く前にまずはメリットを把握しておきましょう。
防犯になる
砂利を敷く1番のメリットは防犯です。砂利の上を音を鳴らさずに歩くのは不可能でしょう。泥棒が侵入経路にしそうな場所に砂利を敷くことで、防犯効果が期待できます。砂利の中にも、防犯性能に特化したものがあるので、防犯目的の場合はそういった種類のものを選びましょう。
上手く石同士が擦れ合って音が出るように、砂利を敷く前に生えている雑草を綺麗に除去する必要があります。また、防犯性能にこだわりたいのであれば、ある程度の厚みと広さが必要があるので、その点もしっかりと考えましょう。
雑草が生えにくい
雑草が生えにくくなるのも大きなメリットです。墓地などで通路に砂利が敷かれているのは、頻繁にお墓参りに行けない方が多いためです。特に夏などは驚くほどのスピードで雑草が伸びるので、砂利を敷いてなければ、数週間で大変なことになるでしょう。
雑草が生えにくくなる理由として、太陽の光が直接地面に当たらないので、光合成を行うことができず成長できないからです。除草剤を撒いても効果を実感できなかった方は、砂利の導入を検討してみましょう。
雰囲気が出る
砂利を庭に敷くことで、いい雰囲気を出してくれます。和風、洋風の庭に両方合うので、空間を選ばないのがおすすめのポイントです。薄い色から濃い色まで種類が豊富なので、建物に合うものを見つけてみましょう。
施工費用が安い
オシャレに見える砂利ですが、実は施工費用はコンクリートなどよりも安いのが特徴です。ちなみに、コンクリートは砂利の約6倍の費用がかかります。「費用を抑えたい」と思うのであれば、砂利の導入も検討してみるとよいでしょう。
玄関に泥が入らない
砂利が自然と泥をとってくれるので、雨の日でも泥が家の中に入らないというメリットもあります。玄関周りの掃除がとても楽になるので、掃除の負担を減らしたい方にはおすすめです。
他の舗装材に変更しやすい
コンクリートなどで庭を固めてしまうと、他の舗装材に変えたくなったときに費用も時間もかかりますが、砂利の場合は、比較的簡単に変更することができます。「花壇を作りたいけどコンクリートをどうにもできなかったから諦めた」ということがよくありますがが、砂利の場合であれば石を移動させるだけで変更できます。マイホームを建てるときにどの舗装材にするか悩んだら、一旦、砂利にしておくと今後の変更が可能になります。
砂利を敷くデメリット
つぎに砂利を敷くデメリットを紹介します。メリットとデメリットの割合をみて、そして、今の環境をふまえて、砂利を敷くかどうか検討しましょう。
靴によって歩きにくい
特に女性の方に対してですが、ヒールなどを履いているときは砂利の上は非常に歩きにくいです。スニーカーであれば全く問題ないのですが、ヒールは転倒する恐れもあり、慎重に歩かなければいけません。ヒールを履く機会があるけどどうしても砂利を敷きたい、という方は部分的にコンクリートで固める方法もあります。
掃除が難しい
砂利は汚れがついても綺麗にすることができません。汚れが心配という方は白い石ではなく濃いめの石を選ぶことをおすすめします。
また、落ち葉などが砂利の上に散ってしまうと、取り除くのが大変です。コンクリートやタイルであればほうきで掃くだけでおしまいですが、砂利だと1枚1枚手で拾わなければいけないので、庭に落ち葉が入ってくることがわかっているのであれば、砂利を敷くことをあまりおすすめできません。
車輪が転がりにくい
ベビーカーや台車、車椅子など、車輪がついたものを転がすのは一苦労です。そういったものを頻繁に使うのであれば、砂利をあきらめるか、一部分コンクリートで固めるなど、何かしらの対策をとりましょう。
まとめ
庭のイメージチェンジをしたいのであれば、砂利はとても便利です。雰囲気をガラッと変えることができますし、防犯面や雑草などのことを考えてもメリットがたくさんあります。ただ、靴によっては歩きにくかったり、車輪が転がりにくかったりするデメリットもあるので、家族のライフスタイルに合わせて導入するかどうかを決めましょう。
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