剪定の種類や最適な時期について解説!剪定の料金体系は二種類ある

剪定の種類や最適な時期について解説!剪定の料金体系は二種類ある

庭を美しく保つためには、剪定は欠かせない作業になります。基本的に年に2回ほど本格的な剪定をすれば、年間を通して綺麗に保つことができます。ただ、剪定にも種類があり、間違った方法、時期で行うと樹木を傷めてしまう危険性もあります。

そこでこの記事では、剪定の種類や最適な時期、費用相場についてご紹介します。庭木のメンテナンスを考えていた方は、ぜひ参考にしてください。

剪定が必要な理由

剪定が必要な理由として、以下の4つがあげられます。

防犯になる

庭木の手入れをきちんとしていないと「人の出入りが少ないのかな」「道路から見えにくいから侵入しやすい」と思われてしまいます。逆に、いつも庭を綺麗に保っている家には、泥棒も入りづらくなります。

見た目

伸びっぱなしの庭木は見た目が悪いです。植えられている庭木の高さや形が一律に揃っていれば、統一感があって美しい庭になります。

庭木が元気になる

基本的に庭は公園のような広大な土地ではないので、限られた範囲に植えることになります。定期的に剪定をすることで、風通しが良くなり、1本1本の木に太陽の光が当たりやすくなります。また、余分な枝を切ることで、栄養を必要としている枝にきちんと栄養が行き届くようになります。

害虫の発生を防ぐ

枝が伸びることで太陽の光が遮られてしまい、害虫が住みやすい環境が作られてしまいます。樹木の病原菌や害虫はジメジメとした日陰が大好物なので、1度繁殖してしまうと危険です。害虫が広がってしまったら、1本丸ごとカットしなければいけなくなる場合もあるので、しっかり剪定をし、風通しをよくして、太陽の光をたくさん取り込むことが大事です。

剪定の種類

剪定の種類にはいくつかあるので紹介します。

基本剪定(冬季剪定)

基本剪定とは、庭木が成長しない冬〜春の間に剪定をすることです。多くの木々は春から発芽が始まるので、その準備期間ともいえます。木々の骨格を作ることになるので、枝や葉を思いっきり切るのでかなり大掛かりな剪定になります。業者に依頼するのが一般的なので、長く付き合っていける業者を見つけましょう。

軽剪定(夏季剪定)

夏〜秋にかけて行う剪定のことを軽剪定といいます。夏は木々が伸びやすいので、定期的に剪定をしてあげる必要があります。年に1度の基本剪定で骨格を作っているので、それをもとに伸びてしまった枝を切ったり、葉を取り除いたりすることで綺麗な状態で保つことができます。

夏までに害虫が活発になってくるので、軽剪定は実は非常に大事な作業となります。ベースとなる骨格があるので、業者に頼まずに自力でもできます。

庭木の種類によって剪定の最適な時期が違う

庭木の種類によって剪定すべき時期は違います。剪定時期を間違えると、その後さらに無駄に枝をつけてしまったり、庭木の寿命を短くさせてしまったりすることがあるので注意が必要です。庭木の種類は大きく分けて3つあるので以下で紹介します。あくまでも目安なので、枝の伸び具合で最適な時期を見極めましょう。

針葉樹

基本剪定:4〜5月
軽剪定:10〜11月

落葉樹

基本剪定:11月中旬〜2月
軽剪定:7月中旬〜8月

常緑樹

基本剪定:5月〜6月
軽剪定:9月〜10月

剪定の相場

剪定の料金体系は2種類あるのですが、庭の面積によって価格は大きく変わってきます。1つは職人さんの日給や時給で計算するもの、もう1つは庭木1本あたり、生垣1mあたりの単価で計算する方法です。どちらがお得なのかは、庭の大きさや庭木の本数によって変わってくるので、以下で詳しく解説していきます。

時給/日給制

時給:2,000円〜3,000円
日給:15,000円〜30,000円

時給制で依頼する場合は注意が必要で、職人さんの腕によってかかってくる時間が大きく変わってきます。「A社だったら2日で終わる作業だったのに、B社に頼んだら3日かかってしまった」そんなこともよくある話なので、業者選びは慎重に行いましょう。

単価制

庭木の剪定の単価

高さ3m以下の低木:3,000円前後
3〜5mの中木:6,000円〜8,000円
5〜7mの高木:15,000円〜18,000円
7m以上:見積もりが必要

生垣の剪定の単価

1m未満:500円前後
1〜2m未満:1,000円前後
2〜3m未満:2,000円前後
3m以上:見積もりが必要

これらに加えて、ゴミの処分費用と出張費用がかかってきます。ゴミの処分費は一般的な45lのゴミ袋で500円前後、軽トラックを満杯にして5,000円前後が相場です。

トータルいくらかかるのか把握しておいた方がいいので、契約する前にきちんと見積書を出してもらいましょう。地域に特化している業者であれば出張費用がかからない場合もあるので、予約の前に確認してみてください。

まとめ

剪定の種類や最適な時期について解説!剪定の料金体系は二種類ある

「伸びてきたら剪定する」と思っている方が多いかもしれませんが、庭木の種類によって適した剪定時期があります。正しい時期に剪定を行わないと、寿命を短くしたり、無駄に枝をつけてしまったりするので、きちんと把握しておく必要があります。決して安くはないのですが、基本剪定は業者に任せた方が安心で手間が省けます。庭の大きさや庭木の数に合わせて、時給/日給制か単価制どちらで依頼するか決めるといいでしょう。

東京都青梅市にある『庭 関塚』は、庭木や植木のお手入れから造園、ガーデニングなどお庭に関することは全て請け負っています。施工をさせていただいたお庭だけでなく、植木剪定・害虫駆除などのメンテナンスのみのご要望にもお応えいたします。 個人住宅・店舗の庭木からマンションの外構植栽まで気軽にご相談ください。